お店のネット環境が悪くて更新が遅れていますが、徐々に記事をアップしていきたいと思っています。
機械は苦手です・・・
京都『玉川』を造る木下酒造さんにお邪魔させていただいたときのつづきです。
さて、木下酒造さんでハーパー杜氏に蔵をざっと見せていただいて・・・
いろいろと説明をしていただきました。
まず、第一印象
これだけたくさんの仕込み本数(今期は50本!)と、たくさんの種類のお酒(速醸、山廃、生もとをそれもお米違い、精米歩合違いでたくさん!)を造っているのに・・・
どうして蔵の中の雰囲気がこんなに整然としているの!?
うーん
こういう印象を受けることって実は少なくて・・・
きっと凄いことなんだと思います。
モノを造る現場ってどこでもそうかもしれないけれど、同時多発的にいろんな作業をいろんな人がこなしているわけです。
ひとりひとりが自分のしなくてはいけない作業をちゃんと理解していて、なおかつ次の作業と他の人の作業の進行具合を目の端っこで意識していないと全体がうまくまわっていかない。
蔵のお仕事ってルーチンワークの中に突発的ないろんな事が混ざってくるから、それを能率よく上手に処理できるかどうかは全体を見渡せている人がどれだけいるかで変わってくるのだと思います。
人の配置だとかお仕事の手順だとか・・・
私にはよくわからないことだけれど、そういったことがとてもスムーズにいっている蔵なんだなあと感じました。
活気があるのに整然と仕事が進んでいました。
まず、見せていただいたのは麹室。
ありました。
ちょっと変わったもの!
『タイムマシン』というお酒の麹です。
この『タイムマシン』というお酒は、昔の仕込み配合で造った、ちょっと変わった甘いお酒です。
デザートワインのように、食後に冷やして飲んでも美味しいし、アイスクリームなどにかけても美味しい。
琥珀色のお酒です。
こういう甘い濃厚なお酒だと、アルコール度数が出ないと思うのだけれど、そんなことはない。
その秘密がこの麹造りのようです。
しっかり老なした麹で(ハーパー杜氏は「暴走麹」とよんでいました!)しっかり醗酵させていくと、あのカラメルのようなニッキのような独特の複雑な風味もつくそうです。
ちょっと個性的なお酒を造ろうとして、いろんな工夫をしている蔵が多いけれど・・・
その個性をどこから引き出すか。
その考え方を知りたいなといつも思います。
お酒造りの原点にかえって、そこからどうやって個性のあるお酒を造るかを考える造り手さんのお酒が好きです。
何故かと聞かれてもうまく答えられないのだけれど・・・
なんだかそういう考え方は健全な考え方だなあと思ってしまうんです。
一番下の画像が『タイムマシン』の麹です。
麹って日本酒でもこういう使い方ができるんだと初めて知りました。
つづきます。
京子