久しぶりに一切仕事をしないと決めた日曜日。
桜を見に行こう!と出かけたら、寒くて手足が冷え切ってしまって、お花見を断念して帰宅・・・
花冷えでした。
家に帰って、いそいそとお燗酒で温まろうと用意して・・・
主人の誕生日が近かったので、家で飲むにしてはちょっと高級なお酒もあけました。
『小笹屋竹鶴 生もと純米大吟醸』
『クロ・デ・リタニ ポムロール』
『益荒男 山廃純米吟醸無濾過生原酒』
ワインはボルドーにしてはフワッとした優しさが味わいの全体を通して感じるワイン。
気品の中にチャーミングな感じもある。
開けてから、香りと味わいが複雑に変化していくところが、ワインの魅力だなあと思います。
先日
「京子さんは吟醸でも力強いお酒が好きでしょ。」
と、とある蔵元さんに言われて、
「そういうわけでもないんだけれど・・・」
とうまく説明できないままでした。
昨日、ワインと一緒に『竹鶴』や『益荒男』を飲んだときにふと、わかったことがありました。
日常的に楽しめる価格の低い純米酒には
「きっとこういうタイプの味」
という、定番的なおいしさを求めます。
ああ、いつもの味だなと安心して飲めるおいしさを求めるというか・・・
価格の高いお酒に対して求めるものって何だろう?と改めて考えてみたら
「期待感」
でした。
高級ワインを開ける時に感じるあの感じ。
このワインの飲み頃はいつだろう?
閉じていたら、デキャンターをしなくてはいけないだろうか?
温度帯はどれくらい?
枯れているのだろうか、まだまだ若さが勝っているのだろうか?
そんなことを考えながら開けるときが一番楽しい。
せっかく高いお金を出して買うなら、日本酒にもそんな「期待感」を感じさせてくれる吟醸酒を選びたい。
味わいの複雑さ
開けてからの変化の楽しさ
温度を変えて楽しめる、幅の広さ
そうか、私が吟醸酒に求めているのはそういうことだったのかと改めて思いました。
それから、ワインにはない楽しみ方もありました。
受け入れる食材のレパートリーの広さ!
ワインには抜群のマリアージュがあるけれど、外したときの残念さも大きい。
日本酒は、受け止める許容範囲がとても広いのがいい。
温度帯を大きく変えて(5°くらいから60°くらいまで)楽しめるのもいい。
きれいな味わいだけが吟醸酒の魅力ではないと感じさせてくれる吟醸酒に出会うと、日本酒ってまだまだいろんな可能性があるんだなあと嬉しくなります。
京子