お店のモデム、つながらないときはコンセントを抜いて差し直すとつながることがわかりました。
これって、なおったと言えるのでしょうか?
テレビの映りの悪い時、テレビをたたいてなおすという感覚に似ている気がします・・・(笑)
さて、本題にもどって
京都『玉川』を造る木下酒造さんにうかがったときの続きです。
「面白いことをやっているんですよ。」
とハーパー杜氏が教えて下さったのは・・・
2ケもとの酒母を分けて・・・
(酒母は量が少ないので、醪二本分の分量を一気につくって、醪にするとき2本に分けることがあります。「2ケもと」とよんでいます)
一本の醪は普通につくる
一本の醪はある特殊な環境でつくる
どのくらい違うお酒が出来るか、という実験。
まあ、一人のお母さんから生まれてきた双子ちゃんも、育つ環境によってまったく違う人格になる、みたいなもんです。
実験は山廃もとを使って・・・
伺った日は醪14日目。
えっ、そんなに結果が違うんだとびっくりしました。
一人は山の手でのんびり育ったおぼっちゃま
一人はたたき上げの職人修行中の若者
そんな感じでしょうか。
これはお酒になった時の結果が楽しみです。
いろいろな蔵の様子をみせていただいて感じたのは、ハーパー杜氏は好きで面白くてお酒造りをやっていらっしゃるのだなあということでした。
ハーパー杜氏のお酒造りのイメージは
「タブーのない酒造り」
これは決して「何でもあり」というのとは違っていて・・・
一本一本のお酒の仕上がりの完成度はとても高いと思います。
外せない大切な部分がどこであるかわかった上で、あれもしてみたい、こうしたらどうなるのだろう、というアイデアが湧き出てきて、それを現実の状況に合わせて実行しているという感じなのではないのかなあと思いました。
蔵の中のお酒売り場に、ハーパー杜氏を取材した新聞記事が貼ってありました。
「たくさん取材がきますでしょ?」
と蔵の方におききしてみたら
「ハーパーは外人だから注目されるということではいかんと思っとるんですよ。だから最近は断ることが多いみたいです。」
との事でした。
ハーパー杜氏はバリバリの関西弁だし、お酒造りの話も質問のニュアンスを細かく感じとってくださるので、私も外国の方と話しているという感覚は全くありません。
それに年号換算が私より早い。(笑)
「昭和○○年に」なんて普段私も使わないです。
それでも、「日本酒って何?」と日本人の杜氏さん考える以上に考えた上で、持っていらっしゃるたくさんのアイデアや独特のセンスを生かしたお酒を提案して下さったら・・・
それは日本酒の世界にとても素敵な風を吹き込んで下さるということではないかしら?と感じました。
これをはずしてはいけない、という造りの大切な部分は私にはまだ少ししかわからないけれど・・・
それはそれで、造る人の考えること。
飲み手にとっては関係ない。
「もっと楽しく、もっと自由に楽しんで!」
そうお酒から聞こえてきそうなお酒を造る方。
ハーパー杜氏のお酒造りをみて、そんな風に感じました。
いろいろお世話になってしまった木下社長
ハーパー杜氏
蔵の皆さま
ありがとうございました。
京子