ちょっとお酒が美味しくなる話

可愛いなぁ…、思わずデジカメにおさめてしまいました。
めずらしい「長崎赤かぶ」です。西洋種だそうです。

季節感のない東京の暮らしで唯一の楽しみは日本全国、そして望めば世界各国の食材が手に入ること。
その中でも、私は日本の季節を感じさせる野菜や魚があると嬉しくなります。
季節感のある食材を見つけたり触ったり食べたりすると、人としての、生き物としての本能を忘れずにいられそうな感じがします。

新鮮な野菜はシンプルな調理法が一番。
塩もみして甘酢漬けにしてみました。
シンプルに食材を活かす調理をする場合…、とくに調味料が大切だと思います。
化学調味料の味は、食材の味を画一的にしてしまうように思います。

忙しい毎日を送っている人たちが、食事をおろそかにしてしまうのは仕方がないし、外食することは楽しみのひとつだとも思います。
でも、外で買ったり食べたりする加工食品の多くは、原価を安くするためや製造工程を減らすために本物の調味料が使われることは少ない。もっとはっきり言えば化学の味にかなり頼っている。
これでは、せっかくの食材の味に鈍感になってしまうのでは、と心配です。

私の場合、妊娠初期に体が化学調味料を受け付けなくなりました。
妊娠初期の女性につわりが起きるのは医学的にはいろいろな見方があるのだと思いますが、つまるところ体を休めなさいという体からのサインだったというのが私の実感でした。
そんな時期に化学調味料を体が排除しようとしたのは、それも生き物としての本能だったようにも感じます。
今は、忙しいときに、昼食は外食、中食をしてしまいます。
でもその分、自宅では天然素材の、ちょっと贅沢だけれど美味しい本物の調味料を使うようにしています。

可能な限り化学の味を排除した食生活を送ってみると、「体が素直に欲求してくるものを食べていると健康に戻れる」「素材の味そのものが美味しく感じる」「一度の食事が愛おしく楽しくなる」…そんな気がします。

そして、ちょっと贅沢な本物の調味料を使いだすと、お酒がもっと美味しくなる。
(一番言いたかったのはこれ!)
お酒が美味しくなると、それに合う季節の食材が食べたくなる。
せっかく季節感豊かな食文化の国、日本にうまれたのですから、それを満喫したいと思いませんか?

こんな話にちょっとでも興味のある方にオススメの本です。
難しいことは考えず、美味しいもの大好き! と思っている方、ぜひ読んでみてください。
台所を預かる女性の皆様、自分で肴を作る男性にも、ぜひ読んでいただきたいです。

『これさえあれば』極上の調味料を求めて 藤田千恵子著 文芸春秋


京子

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